マスクはリスク⁉︎肌への影響と解決策
2020.12.10コロナ禍の影響もあり、外出時には欠かせなくなったマスク。
長時間つけっぱなしで息苦しかったり、肌がかゆくなっても、周囲からの視線が気になってなかなか外しづらい…なんて事はないでしょうか?
特にOLや店舗などの接客業の方は、勤務時間中マスクの着用が義務付けられる等、長い時間着用している事で口周りの赤みやかゆみ、ニキビなどの肌荒れに悩む人が大変増えてきているようです。
そんな長時間マスクですが、直接的な肌荒れだけでなく、ストレスによって様々な影響も…。
ここでは、マスクによる肌荒れの原因や、長時間着用による様々な影響について。そして、その解決方法について詳しくお伝えしていきます。
マスク肌荒れに悩む女子。実はこんなに増えている。
コロナ禍の影響で「マスク 肌荒れ」の検索数(2020年5月〜6月)が昨年の同時期と比べ、約20倍に達していたと、ヤフー(株)が提供する事業者向けデータソリューションサービスの調査で報告されています。
また、株式会社リソウが全国の30代〜40代の働く女性を対象に、「マスクの着用機会が増えたことで、肌トラブルが増えましたか?」と質問したところ、約半数の方が「増えた(18.2%)」「少し増えた(31.4%)」と回答。
長時間着用したマスク後の肌の調子をみて、ショックを受けたり、今まではそれほど感じなかったムレや摩擦などの刺激を実感される女性が増えているようです。
しかし、焦りは禁物。
肌が荒れている様子を見て、慌てて対策したものの自分に合わない化粧水や洗顔を使ってしまい、かえって肌の調子を悪くしたというケースも
ありますので、肌荒れの原因を知り適切な対策を行う事が大切です。
では次に、肌荒れの原因はどのようなものがあるか見ていきましょう。
マスク肌荒れの主な4つの原因。
女性の美と健康の状態が見た目からも判断されやすい肌質や肌荒れに対する悩みは、どの年代の女性にとっても尽きない悩み。
それに加え、コロナの影響によって急激に増えているマスクによる肌荒れですが、主に次のような事が原因で発生しています。
摩擦
マスクなどの摩擦による刺激から肌荒れやかぶれを起こしやすくなります。肌がダメージを受けてしまうと、外部による刺激に対しても敏感に
なってしまい、「皮膚のバリア機能」の低下にもつながります。
ムレ
マスクの内側は吐く息でムレやすく、湿気が密集した状態になります。
このムレが長時間続くと、ニキビや吹き出物の原因であるアクネ菌などの細菌や雑菌が繁殖しやすくなります。
乾燥
ムレとは反対の乾燥にも実は注意が必要です。マスクの中が多湿の状態でもマスクを外したとたんに中にこもっていた水分が蒸発し、元々あった肌の水分まで奪われ、乾燥を引き起こす事もあります。
皮膚のバリア機能が低下
摩擦、ムレ、乾燥などが原因で、肌がダメージを受けてしまうと、外部からの刺激から肌を守ってくれる「皮膚のバリア機能」が低下して、さらにダメージを受けるという負のスパイラルにはまってしまいます。
また、肌は外的な要因だけでなく、体の内側である腸の状態にも大きく影響されてしまいます。
肌だけでなく、こんな部分にも…。見た目では気づかない3つの影響。
影響①:悪玉菌の増加
私たちの腸の中には、およそ100兆個の細菌が住みつき、体に良い影響をもたらしてくれる善玉菌、肌荒れや便秘などの体の不調を引き起こす悪玉菌、普段はどちらにも属さない日和見菌と3つのタイプが存在しています。
この3つのバランスが崩れ、悪玉菌が腸内で優勢となることで、肌荒れの原因となるパラクレゾールなどの有害物質が作り出されてしまいます。
影響②:腸内環境の乱れ
悪玉菌が善玉菌より優勢になる事で、腸内の環境も一変してしまいます。
腸内菌全体の8割を占め、普段は何の影響も及ぼさない日和見菌が一気に悪玉菌に加勢する事で腸内環境は悪玉菌でいっぱいの状態に。
ニキビやくすみなどの肌への影響だけでなく、便秘、肥満体質など私たちの美と健康を妨げる原因となってしまいます。
影響③:コロナやマスクによるストレス
コロナによる外出自粛や、長時間のマスク着用などで急増中のコロナストレス。自分でも知らず知らずのうちにストレスを感じてしまいます。
肌は体の状態にすごく敏感です。
マスクは直接的な肌へのダメージだけでなく、ストレスによる内的なダメージによっても、肌荒れや吹き出物が出やすい傾向があります。
マスク生活と上手に向き合う解決方法について。
見た目の潤いや肌ツヤを奪うだけでなく、内側のめぐりや健康状態にも影響を及ぼす肌荒れ。
その解決方法について、次にまとめてみました。
栄養バランスのいい食事3食
栄養バランスのいい食事①:ビタミンB
元気と美容の源でもあるビタミンB(B2)は、どの年代の女性でも不足ぎみですが、特に仕事や家庭で忙しい30代の女性が不足しがちです。
食生活が偏ったり、生活習慣の乱れによってこのビタミンB(B2)の不足を招いてしまう事がありますので、注意が必要です。
毎日を元気に過ごすエネルギーとしても大切な役割を果たしてくれるビタミンB(B2)が不足する事で、疲労を感じやすくイライラしたり、肌荒れや集中力が欠けるなど、仕事や私生活にも影響してきます。
栄養バランスのいい食事②:発酵食品
発酵食品には、乳酸菌に代表される善玉菌が豊富に含まれていて、積極的に摂りたい食品の一つです。
発酵食品の中でも、私たちの日常生活において身近な食材であるヨーグルトやキムチ、納豆は低コストで栄養価も高く、気軽に毎日摂りやすいものとしてオススメです。
栄養バランスのいい食事③:食物繊維
腸の健康をサポートする食物繊維の一つである水溶性食物繊維は、腸内細菌のエサとして知られている栄養素で、善玉菌を増やしてくれる効果があります。
この水溶性食物繊維を気軽に摂れる食材として、りんごやバナナ、みかん、なめこ、もずく、わかめなどの海藻類が挙げられます。
こちらもスーパーなどでかんたんに手に入る食材ですし、ヨーグルトやキムチなどと同じく低コストで気軽に摂取できますので、食物繊維が不足しがちな方はこまめに摂取していただくと良いでしょう。
サプリメント
クロレラ 八重山クロレラ
クロレラは藻の一種で、タンパク質やビタミン、ミネラルなどの栄養素を豊富に含むバランス食品として知られていますが、クロレラの最大の特徴としてクロロフィル(葉緑素)を大量に含んでいる事が挙げられます。
クロロフィルは抗酸化作用がある事で知られ、ガムなどにもよく使われている成分です。
凝固剤でも添加物を一切使わず、沖縄の八重山クロレラ100%の成分で粒状にしたタイプです。添加物などを摂取する事に抵抗がある方にも摂取しやすい健康補助食品です。
仕事や家事で忙しく、不規則になりがちな方の栄養補助として摂取していただくと良いでしょう。
特に食事や栄養バランスを気にしながら摂取するのは面倒だし続かない…という方は、毎日適量を摂取するだけで豊富な栄養素を効率よく摂取できるので、サプリメントを上手く活用してみましょう。
マスクの種類を変える
長時間着用する事が増えてきたマスクですが、自分に合ったサイズや材質のものを選ぶようにする事が大切です。
使い捨てが主流だったマスクですが、コロナ禍によるマスクの供給不足も影響し、再利用できる布タイプやおしゃれなデザインマスクなどの需要が急加速し、着用される方も大変増えてきました。
顔にフィットするマスクをつけないと、サイズが大きい場合、隙間から
細菌やウイルス、花粉が侵入しやすくなりますし、また小さいサイズだと、耳が痛くなったり、摩擦が生じてしまい、肌へのダメージも大きくなります。
今では素材や形状、デザインまで様々な種類が販売されているマスク。自分に合ったマスクも見つけやすくなってきています。
以前よりつける機会や時間が増えたマスクなだけに、サイズが合わないものや材質が合わないモノをつけるのではなく、出来るだけ自身にフィットするものを選ぶようにしましょう。
こまめに水分補給をする
健康と美容において、最後に忘れてはいけないのが、水分補給です。
日頃、水分を摂っているつもりでも意外と1日の必要分を摂取できていないのが、この”水分の補給”です。
1日に必要な水分量として、1.2~2リットルが目安とされていますが、
お茶やコーヒー等、水以外の飲料で済まされている方も多いのではないでしょうか?
お茶やコーヒー等も、水分補給としての効果はありますが、健康や美容を意識した水分補給をするなら、カフェインなど水分以外の成分が含まれていない水が最適です。
しかし、水を一気にたくさん飲めばいいのかと言えばそうでもなく、飲み方にも注意が必要です。
効果的な水分補給をするためには、一度に大量に摂って体に負担をかける事を避け、コップ1杯程度の量を起床時や入浴前後など、こまめに摂取する事を心がけましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか?
コロナの影響で、着用する機会や時間が急激に増えたマスク。まだまだ手放せないだけに、しっかりとそのリスクについて認識し、適切な対策をしていきましょう。
マスクも同じものを長時間つけるのではなく、替えを用意しておいたり自分に合わないものは着用しないようにするなどの工夫も必要です。
美と健康のバロメーターでもあるお肌への対策はもちろん、腸内環境を整えたり、過度にストレスを溜めないようにする事も同じくらい大切です。
苦しくなった時は無理せず、少しマスクを外してリラックスしたり、忙しい毎日で偏りがちな食生活も、サプリメントなどを上手く活用して栄養を補助していきましょう。
健康的な毎日を過ごすためにも、こまめな水分補給も忘れず、しっかり摂っていきたいですね。