株式会社沖縄ウコン堂 専務取締役 仲程俊規様にインタビュー

沖縄の”スーパーフード”クロレラを、素材そのままにお届けします

hidoxが販売する八重山クロレラ「ChloChulala(くろちゅらら)」をお客様にお届けするまでにたくさんの生産者の方が関わってくださっています。

先日掲載した株式会社八重山殖産様で八重山クロレラを生産し、その後添加物なしの100%打錠しているのが、今回インタビューさせていただいた株式会社沖縄ウコン堂様です。


無添加100パーセント打錠の八重山クロレラ「ChloChulala(くろちゅらら)」ができるまでの裏話や中程様の想いなどたっぷりご紹介します。 


ウコンメインで33年。沖縄のスーパーフードは「沖縄ウコン堂」にお任せあれ!

ーーー仲程さんのご出身は沖縄ですか?

 

 


仲程:はい、生まれも育ちも沖縄です。

弊社、「沖縄ウコン堂」は私の父が一人で立ち上げ、ちょうど今年で33年になります。

今は私が受け継いで、若いメンバーで経営をしています。

 

 


ーーーウコン一筋でやってこられたんですか?

 

 

 

仲程:ウコンがメインという意味では、一筋ですね。

沖縄の特徴として、畑や農作物、ウコンがたくさんあって、それを「商業化したい」という気持ちから初めたそうです。

ウコンで始まり、今もメインはウコンですね、会社名のとおり(笑)。

 

 

 

ーーーそうなんですね。

33年前ですと「ウコン」といっても、今みたいにお酒に効くイメージがなかったと思うんですが……。

 

 

 

仲程:おっしゃる通り、父親曰く、

ウコン自体を知らない人がほとんどだったそうです。

一般的にはそうだったんですが、私が小さい頃はおばあちゃんに健康目的でウコン茶を飲まされていたんですよ。

ですので、ウコン自体は体に良いものとして昔からずっと飲み続けてるものです。

 

 

 

ーーーウコンっていつ頃から飲まれているんでしょうか?

 

 

 

仲程:さかのぼると琉球王朝時代、

つまり400年以上前に中国から沖縄に渡ったという記録があります。

そのときは、沖縄にウコンとサトウキビが献上されたと、

そういう古文書を読んだことがあります。

 

 

 

ーーーなるほど、400年前も前から。

そもそも「ウコン」っていうのは、どういったものなんでしょう?

 

 

 

仲程:沖縄を代表するウコンは三つありまして、

「春ウコン」、「秋ウコン」、「紫ウコン」があります。

皆さんがいわれるウコンは「秋ウコン」で、これをターメリックと言ってカレーの香辛料に使われるものです。

沖縄に昔からずっとあると言われているのが、「春ウコン」です。

生薬として「キョウオウ」とも呼ばれたりもします。

そして三つ目は胃腸薬にも使われている、「ガジュツ」という紫ウコンです。

その三つがメインですね。

 

 

 

ーーーなるほど。それを全て扱われているんですか?

 

 

 

仲程:そうですね。3種類とも扱っています。

これらのウコンは昔から農家庭などには植えられていて、ちょっと体調崩したらそこから掘って食べていたそうですよ。

あとは天日干しで乾かしてお茶にするとかですね。

風邪予防としても飲まれていたらしいです。

 

 

 

ーーー昔から「ウコンは体に良い」という言い伝えがあって、

お父様が33年前に始められて。

その後からウコンが注目され始めたんですね?

 

 

 

仲程:そうですね。それも近年ですね。

近頃ではすっかりメジャーになって、認知度が広がりました。

ウコンには、沖縄の亜熱帯気候が合うんです。

日本の中でもウコン栽培に一番合った気候なので、ウコンがよく育つ。

ですので、日本で一番栽培も加工もされているのが沖縄県です。

 

 

 

ーーーウコン以外に取り扱われているものはありますか?

 

 

 

仲程:沖縄の素材であればほとんどやっています

石垣島のクロレラや、沖縄のシークヮーサーですね。

あと、モズクやサトウキビも。

もう沖縄のありとあらゆる素材を加工しています。

沖縄には栄養価が高い素材がいっぱいありますよ。

そういったものを、日常の食卓で取りやすいような形にしたり、

飲みやすいサプリメントの形状にしたりしています。

 

 

 

ーーーなるほど。

沖縄って栄養価の高い、いわゆる「スーパーフード」と呼ばれるものが多いと思うのですが、やはり沖縄の気候が適しているんですかね?

 

 

 

仲程:そうですね。

沖縄は紫外線が強いので、作物達はその紫外線から身を守るために細胞壁を使うんです。

その分、抗酸化作用が強くなると言われていますね。

 

 

 

ーーー紫外線が強いから、スーパーフードが育つ。

 

 

 

仲程:そうですね、栄養価が高くなるんですよね。


GMPを遵守し、質の高い食品作りを。その根底にある「お客様に安心安全を」という想い

ーーー「沖縄ウコン堂」さんのような食品工場って、沖縄全土でたくさんあると思うのですが、御社の「ここだけは負けない!」「ここをこだわっている!」という点はありますか?

 

 

 

仲程:第一は「お客さまに安心安全を」ということですね。

製造業としてみなさんの口に入るものの「安心安全」を守るために、

きちんとしたルールがないといけないなと考えています。

製造・加工を一貫してできる工場を作って、自分たちの商品はすべて自分たちで作ろうと。

そうして安全な商品を作るために、第三者認証の必要性を19年前から感じていました。

 

 

 

ーーー:19年前ですか

 

 

 

仲程:はい、今は「GMP」というものを認証取得して、

今はGMPを基準に品質の高い製造にあたっています。

 

 

 

ーーー:GMP認証の取得は難易度が高かったでしょうか?

 

 

 

仲程:そうですね。

GMP取得のために新築の工場をすぐに一部リフォームしたり。

大変でしたが、すぐに何かあったときに対策できるような仕組みに変わったことは、認証を受けて良かったなと思っています。

記録を重視するので、素材がどこからどこに動いて、この時間帯に何をしたというのがわかり、質の高い品質管理ができるようになりました。

 

 

 

ーーー:そういったところが、安心安全につながってくるんですね。

 

 

 

仲程:そうですね。

間違わないということが第一ですし、人為的なミスというのは人間ですからありますので、均一化したルールが重要になります。

そういった意味でも、GMPを基に記録をしっかりして、衛生管理も行っています。

従業員の教育訓練という名目で、自己点検などのいろいろな取組みを毎日行っています。

 

 

 

ーーー:従業員の教育は大変だと思うのですが、なにか苦労はされましたか?

 

 

 

仲程:それまでルールがなかった訳ではないのですが、今までやっていなかったことを全部変えるので、多少なりとも反発はありましたね。

まずは、上の人たちから率先して行動を起こして、理解してもらえるようにしました。

トイレに行くだけでも、2回も着替えないといけませんので本当に大変ですよね。

しかし、私たちだけがこういうことをやっているわけではないと、大手の食品工場などは当たり前にやっているということを伝えながら広めていきました。

そうして徐々に理解してもらえましたが、最初の1年近くは大変でしたね。

 

難しかった“無添加”でのクロレラ作り、素材そのままに消費者に届けたかった

ーーークロレラは取り扱いはじめてどのぐらいになりますか?

 

 

 

仲程:クロレラは10年近くになると思います。

きっかけは、石垣島の「八重山殖産」の志喜屋会長が、沖縄の同業者つながりでこちらにいらしてくれたんです。

「沖縄本島のウコンと、石垣のクロレラで交流を図ろうよ」とお誘い頂いたことから始まりました。

 

 

 

ーーーそうなんですね。初めはクロレラを打錠されていたとお聞きしました。

パウダー状のものを加工したりとか。

 

 

 

仲程:そうですね。

クロレラは認知度も高く、長年ある健康食品の素材の一つでした。

錠剤状のものもあったので、「私たちでも作れるのでは」と思ったんです。

 

 

 

ーーーなるほど。その当時のクロレラは“無添加”ではなかったとお聞きしました。

 

 

 

仲程:そうですね。若干の、本当に微量の結合剤が必要でした。

 

 

 

ーーー粒状にするためには、通常は結合剤が必要なんでしょうか?

 

 

 

仲程:そうですね。

そういうのを賦形剤(ふけいざい)って言うんですけど、錠剤をきれいに固めるための添加物が必要ですね。

それが2、3種類から、多いものだと5、6種類とか。

そういうものを入れて素材を固めるのが主流ですね。

 

 

 

ーーーなるほど。聞いた話ですと、そこである人から「無添加でやってくれ」という依頼があったと?

 

 

 

仲程:はい。

 

 

 

ーーー初めは断ったそうですね?

 

 

 

仲程:そうですね。弊社はまずはチャレンジしようという体質があるのですが、ウ

コンで100パーセントの無添加錠剤を作った苦労を知っていましたので。

かなりのノウハウと時間をかけてやってきて、それを知っていたが故に、一度検討させていただいたんです。

「またあれだけ時間もコストもかけたことを、別のものでやるのか」と、やはり最初は悩みましたね。

ウコンを参考にしましたが、何回も何回も失敗を重ねました。

現場も苦労していましたね。

 

 

 

ーーー私たち消費者からするとクロレラの“無添加”っていうのは、すごく安心できるポイントです。

ただ、無添加のものは作るのがすごく難しいということを感じていて。

なので、その技術は本当にすごいなと思っています。

 

 

 

仲程:ありがとうございます。

さきほどの賦形剤を混ぜれば、工場としては効率よく大量に処理して、コストを下げることができるんです。

でも、私たちが追求するべきなのはコストではないと思ったんですよ。 

 

 

ーーー:それは、なぜですか。

 

 

 

中程:沖縄にはそのまま摂取できるような無添加のものがたくさんある。

コストを重視すると素材の良さを最大限に生かすことができません。

だからこそニッチなところを追求するのが私たちの役目じゃないかなと思いまして。

素材そのままに消費者へ届けられるような、そんな製造のこだわりを持っています。

 

 

 

ーーー:素晴らしいですね。

 

 

 

仲程:技術的なことはもちろん必要ですが、例えばこの錠剤を作る機械というのはずっとぐるぐる回っているんですね。

しかし、賦形剤を使わないと、金型のきね臼にどうしてもクロレラがくっついてしまって。

錠剤に欠けができたり、へこんでしまったりする。

じゃあ、どうすればいいかというと、機械を止めて一つずつ拭いて、またゆっくりゆっくり回すという。

そういう作業になります。だから本当にこだわってますよ。

お客様からしたら、錠剤の表面がへこんだりすると、不良品なんじゃないかと思いますよね。

そうならないために検品、つまりチェックはもう十二分にやっています。

 

 

 

ーーー:そこまでして、無添加にこだわっているんですね。

沖縄ウコン堂さんの努力のおかげで、良いクロレラを食べられるんだと裏側を見えれた今、感動しました。



クロレラは“ぬちぐすい” 現代食生活をサポートしてくれる万能食品

ーーー今後「クロレラを飲みたい」って思っている人に何か一言いただくとしたら?

 

 

 

仲程:やっぱり賦形剤不使用で完全無添加ですので、体に毒素を入れることがなく安心・安全です。

また、クロレラは高タンパク質で、アミノ酸、ミネラル、ビタミンも多いので、ぜひ日常の食事にプラスして摂取して欲しいですね。

クロレラを飲んで健康になってもらって、気持ちも明るく生き生きとした皆さんでいてほしいなと思います。

それと、沖縄では“ぬちぐすい”って言葉があるんですけど。

 

 

 

ーーー“ぬちぐすい”?

 

 

 

仲程:はい。「薬になりました、たくさん栄養をいただきました。」というのを、「ぬちぐすいになりました」と言うんです。

健康になったよ、おかげで気持ちも明るくなったよと、

そういうふうな思いの言葉です。

最近はどうしても食事も欧米化してきて、食生活がちょっと変わってきていますよね。

昔のような「粗食」はできないと思います。

だからこそ、クロレラのような食品が必要なのではと思います。

 

 

 

ーーー同感です。

粗食には戻れないけども、プラスでサプリメントのように栄養を補給するっていうのは、今の時代にすごく必要だろうなと。

 

 

 

仲程:はい。今の時代に合った取り方があると思いますので。

 

 

 

ーーークロレラのお勧めの飲み方みたいなのはありますか?

 

 

 

仲程:クロレラは栄養満点の素材なので、先程も言ったように日常の食卓にプラスアルファしていただきたいです。

どのシーンでもいいので、毎日続けて、コツコツと飲み続けるのがいいと思います。

 

 

 

ーーー八重山殖産の志喜屋さんも「継続は力なり」とおっしゃっていました。

やはり、毎日コツコツ続けていくことが大切なのですね。

本日は本当にありがとうございました。

 

 

 

仲程:こちらこそ、ありがとうございました。

ーーー商品や沖縄への熱い想いをお持ちの方でした。

みなさまに中程様の想いをより多く伝えられるよう、今後も情報発信をしていきます。